こんにちは!ベッド通販『眠り姫』店主の佐藤です。ベッドの販売に携わって早17年、これまで数多くのお客様の眠りに関するお悩みをお伺いしてきました。
特に、「長年、布団で寝ることに慣れているけれど、実は色々と不便を感じている…」というお声は、驚くほど多く耳にします。
- 「フローリングに直接布団を敷くと、朝起きた時に布団の裏がジメッとしている…」
- 「万年床はカビが怖いから、毎日布団を上げ下ろしするのが重労働…」
- 「部屋が狭くて、布団や季節物の収納場所にいつも頭を悩ませている…」
あなたも、このような「布団派ならではの悩み」に心当たりはありませんか?
その長年のお悩みを、一挙に解決してくれるかもしれない賢い選択肢。それが、今回ご紹介する「収納付き畳ベッド」なんです。
この記事では、ベッド専門店の店主である私が、布団派の方が抱える湿気と収納の問題をズバリ解決する「畳ベッド」の魅力と、後悔しない選び方のポイントを、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説していきます。ぜひ最後までお付き合いくださいね。
そもそも畳ベッドとは?布団派にこそ最適な理由
「畳ベッド」と聞いても、あまりピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんね。畳ベッドとは、その名の通り、ベッドフレームの床板部分が「畳」になっているベッドのことです。
一見すると、和室に置くための特別なベッドのように思われがちですが、実はこれこそが、フローリングで寝ている布団派の方々の救世主となり得るアイテムなのです。
では、なぜ畳ベッドが布団派に最適なのでしょうか。その理由は大きく3つあります。
- 布団の寝心地はそのままに、ベッドの利便性を享受できる
畳ベッドの上に敷くのは、マットレスではなく、今お使いの「お布団」です。長年慣れ親しんだ、あの硬めの寝心地を変える必要はありません。それでいて、毎日の面倒な布団の上げ下ろしからは解放されます。 - 畳の調湿効果で、布団を湿気から守る
畳の原料である「い草」には、天然の調湿機能があります。寝ている間にかく汗などの湿気を吸収し、空気が乾燥しているときには放出してくれるため、布団がジメジメするのを防ぎ、カビの発生を抑えてくれるのです。 - 床のホコリやハウスダストから距離が取れる
フローリングに直接布団を敷くと、床から30cmほどの高さに舞っているハウスダストを吸い込みやすいと言われています。高さのある畳ベッドなら、ホコリが溜まりやすいゾーンから離れて眠ることができるため、衛生的で安心です。
このように、畳ベッドは「布団の良さ」と「ベッドの良さ」を、見事に両立させたハイブリッドな寝具なんですよ。
畳ベッドは布団派の救世主!
布団の寝心地はそのままに、「湿気」「布団の上げ下ろし」「ホコリ」といった布団ならではの悩みを解決してくれる、まさに理想的なベッドです。
【悩み解決①】湿気とカビ問題に終止符!畳ベッドの驚くべき調湿効果
布団派の方が最も頭を悩ませている問題、それはやはり「湿気」と「カビ」ではないでしょうか。
「朝、布団をめくったらフローリングが濡れていた」「敷きっぱなしにしていたら、布団の裏に黒い点々が…」といった経験は、決して珍しいことではありません。
人は一晩でコップ1杯分(約200ml)もの汗をかくと言われています。通気性の悪いフローリングの上では、この汗による湿気の逃げ場がなく、布団と床の間に溜まってしまいます。これが結露やカビの直接的な原因となるのです。
畳の「い草」が持つ天然のエアコン機能
ここで活躍するのが、畳ベッドに使われている「い草」の力です。
い草の断面を拡大してみると、中はスポンジのような構造になっていて、無数の小さな穴が空いています。この構造が、まるで呼吸をするかのように室内の湿気を吸ったり吐いたりする「調湿機能」を生み出しているのです。
- 湿気が多い時:空気中の水分を吸収し、布団のジメジメ感を軽減します。
- 空気が乾燥している時:内部に蓄えた水分を放出し、適度な湿度を保ちます。
その吸湿能力は、なんと綿の約2.5倍とも言われています。この天然のエアコン機能のおかげで、畳ベッドは布団と床板の間に湿気がこもるのを防ぎ、一年中サラリとした快適な寝心地を保ってくれるというわけです。
すのこベッドも通気性が良いことで知られていますが、布団との相性で言えば畳ベッドに軍配が上がることが多いです。すのこは「線」で布団を支えるため、布団がすのこの隙間に落ち込んでしまったり、寝心地が硬く感じられたりすることがあります。一方、畳ベッドは「面」でしっかりと布団を支えるため、安定感があり、畳ならではの適度なクッション性が寝心地を向上させてくれます。
【悩み解決②】収納不足を解消!大容量収納付き畳ベッドの種類と選び方
湿気問題と並んで、布団派の方を悩ませるのが「収納スペースの不足」です。
特に都市部のマンションやアパートでは、クローゼットや押し入れが十分にないことも多く、かさばる布団や季節ものの家電、衣類の収納場所に困ってしまいますよね。
そんな悩みを一気に解決してくれるのが、ベッド下一面を巨大な収納スペースとして活用できる「収納付き畳ベッド」です。ここでは、代表的な3つの収納タイプの特徴と、どんな方におすすめなのかを比較しながら見ていきましょう。
特徴:
ベッドの片側または両側に、2〜5杯程度の引き出しが付いている最もポピュラーなタイプです。スライドレールが付いているものが多く、衣類やリネン類、小物などを整理して収納するのに便利です。
メリット:
- 衣類などを整理しやすく、日常的に使うものの出し入れが簡単。
- ベッドに寝転んだままでも、下の引き出しを開けられる場合がある。
- 跳ね上げ式に比べて、価格が比較的リーズナブル。
デメリット:
- 引き出しを引き出すためのスペースがベッドの横に必要。
- 収納容量は跳ね上げ式に比べると少ない。
- 引き出しの奥(反対側)がデッドスペースになりやすい(長物収納付きのモデルもある)。
こんな人におすすめ:
- チェストやタンスの代わりに、衣類やタオルなどを収納したい方。
- ベッド周りに引き出しを開けるスペースを確保できる方。
- 頻繁に出し入れするものを収納したい方。
特徴:
床板部分がガス圧ダンパーの力で車のトランクのように開閉し、ベッド下全体がまるごと一つの巨大な収納庫になるタイプです。収納力は全タイプの中で最大級を誇ります。
メリット:
- 圧倒的な大容量。スーツケースやゴルフバッグ、来客用の布団セットなど、大きくてかさばる物も丸ごと収納できる。
- ベッドの横に引き出すスペースが不要なため、壁際にぴったりつけて設置できる。
- 密閉性が高く、ホコリが入りにくい。
デメリット:
- 構造が複雑なため、価格が高めになる傾向がある。
- 開閉時に布団を乗せたままにできないモデルもある。
- 頻繁な出し入れは、引き出しタイプに比べて少し手間がかかる。
こんな人におすすめ:
- とにかく収納スペースを最大限確保したい方。
- 部屋が狭く、収納家具をこれ以上増やしたくない方。
- 季節家電やスーツケースなど、大きくて普段使わないものを収納したい方。
特徴:
ベッド下に収納機能は付いておらず、脚の高さ分の空間が空いているシンプルなタイプです。ハイタイプのものを選べば、かなりの収納スペースを確保できます。
メリット:
- 価格が最も手頃なことが多い。
- 手持ちの収納ボックスや衣装ケースなどを自由にレイアウトして活用できる。
- 風通しが良く、湿気がこもりにくい。掃除もしやすい。
デメリット:
- 収納物がむき出しになるため、ホコリを被りやすく、見た目が雑然としやすい。
- ベッドスカートなどで目隠しをする工夫が必要になる場合がある。
こんな人におすすめ:
- 初期費用をできるだけ抑えたい方。
- すでに使っている収納ケースなどを有効活用したい方。
- ベッド下の掃除のしやすさを重視する方。
収納タイプ選びのポイント
「何を」「どのくらいの頻度で」収納したいかを具体的にイメージすることが大切です。日常使いの衣類なら「引き出しタイプ」、季節物など大きなものなら「跳ね上げタイプ」というように、ご自身のライフスタイルに合わせて最適なタイプを選びましょう。
後悔しない!畳ベッド選びで絶対に押さえるべき5つのポイント
さて、畳ベッドの魅力がお分かりいただけたところで、次はいよいよ実践編です。数ある商品の中から、ご自身にぴったりの一台を見つけるために、ベッド専門店の店主として「これだけはチェックしてほしい!」という5つのポイントを伝授します。
1. 畳の種類で選ぶ(天然い草 vs 機能性畳)
ベッドの寝心地や使い勝手を大きく左右するのが「畳の種類」です。現在は伝統的な「天然い草」の他に、高機能な新素材の畳も登場しています。それぞれの特徴を比較してみましょう。
メリット:
- 「フィトンチッド」という成分による、森林浴のような独特の良い香りでリラックス効果が期待できる。
- 調湿性・吸湿性が非常に高く、日本の気候に最適。
- 空気清浄効果や、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着する効果もあるとされる。
デメリット:
- 日光や照明で日焼け(変色)しやすい。
- 摩擦に弱く、ささくれができやすい。
- 正しいお手入れをしないと、ダニやカビが発生するリスクがある。
こんな人におすすめ:
- い草の自然な香りに癒されたい方。
- 湿気対策を最優先に考えたい方。
- 天然素材の風合いを重視する方。
メリット:
- 天然い草に比べて耐久性が非常に高く、傷や摩耗に強い。
- 撥水性が高いため、飲み物などをこぼしてもサッと拭き取れてお手入れが簡単。
- ダニやカビの発生源となる栄養分が少ないため、アレルギーが心配な方にも安心。
- 日焼けしにくく、長期間美しい色合いを保てる。ブラックやブラウン、ピンクなどカラーバリエーションが豊富。
デメリット:
- い草特有の自然な香りはしない。
- 調湿性能は天然い草に比べるとやや劣る。
- 価格が天然い草よりも高くなる傾向がある。
こんな人におすすめ:
- 小さなお子様やペットがいるご家庭。
- お手入れの手間をできるだけ省きたい方。
- 畳の日焼けや傷みが気になる方。
- インテリアに合わせて畳の色を選びたい方。
2. ヘッドボードの有無と機能で選ぶ
ベッドの頭側にある「ヘッドボード」も重要な選択肢です。デザイン性だけでなく、機能性にも注目しましょう。
- ヘッドボード有り:壁にもたれかかって読書をしたり、スマートフォンを操作したりするのに便利です。宮棚(小物を置けるスペース)付きのタイプなら、目覚まし時計やメガネ、読みかけの本などを置けてベッド周りがスッキリします。コンセントやUSBポート、照明が付いているモデルはさらに利便性が高まります。
- ヘッドレス(ヘッドボード無し):全長が短くなるため、省スペースで設置でき、お部屋に圧迫感を与えません。シンプルなデザインで、どんなインテリアにも合わせやすいのが魅力です。価格も比較的抑えめになります。
ご自身がベッドでどのように過ごすかをイメージして、必要な機能が付いたヘッドボードを選ぶのがおすすめです。
3. 高さを確認する(立ち座りのしやすさ)
ベッドの高さは、毎日の「立ち座りのしやすさ」に直結する重要なポイントです。特にご高齢の方や、腰に不安がある方は慎重に選びましょう。
一般的に、「ベッドに腰掛けた時に、膝が90度くらいに曲がり、足の裏がしっかりと床につく高さ」が、体に負担がかかりにくい理想の高さとされています。おおよその目安は40cm前後ですが、ご自身の身長に合わせて選ぶことが大切です。
- ロータイプ(高さ30cm前後):お部屋の圧迫感が少なく、空間を広く見せる効果があります。万が一ベッドから落ちてしまっても怪我をしにくいため、小さなお子様がいるご家庭にも人気です。
- ハイタイプ(高さ40cm以上):立ち座りの動作が非常に楽になります。また、ベッド下の収納スペースを大きく確保できるというメリットもあります。
4. フレームの素材と強度で選ぶ
畳ベッドのフレームには、様々な木材が使われています。代表的なものとしては、調湿性に優れ、軽くて丈夫な「桐(きり)」や、リラックス効果のある香りが特徴の「檜(ひのき)」などがあります。長く安心して使うためには、フレームの素材だけでなく、「耐荷重」もしっかりと確認しましょう。
耐荷重とは、そのベッドがどのくらいの重さまで耐えられるかを示す数値です。ご自身の体重だけでなく、布団の重さなども考慮し、余裕のある耐荷重の製品を選ぶことが大切です。特に大柄な方や、お子様と一緒に寝る可能性がある方は、耐荷重200kg以上の頑丈な作りのものを選ぶと安心です。
5. 安全性(ホルムアルデヒド対策)で選ぶ
見落としがちですが、とても大切なのが「安全性」です。特に、ベッドのような大型家具は、接着剤や塗料に含まれる化学物質「ホルムアルデヒド」の放散量が気になりますよね。
小さなお子様やアレルギー体質の方がいるご家庭では特に、JIS(日本産業規格)が定めるホルムアルデヒド放散量の等級で、最高ランクを示す「F☆☆☆☆(フォースター)」の部材を使用している製品を選ぶことを強くおすすめします。これは、シックハウス症候群のリスクを最小限に抑えた、安全性の高い製品であることの証です。
畳ベッド選び 5つのチェックポイント
1. 畳の種類:香りの「い草」か、手入れの「機能性畳」か
2. ヘッドボード:ベッドでの過ごし方に合わせて機能を選ぶ
3. 高さ:立ち座りしやすい高さ(40cm前後が目安)か
4. 強度:耐荷重に余裕があるか
5. 安全性:低ホルムアルデヒド仕様(F☆☆☆☆)か
畳ベッドのメリット・デメリット総まとめ
ここまで畳ベッドの魅力を様々な角度からお伝えしてきましたが、最後に全体像を把握するために、メリットとデメリットを改めて整理してみましょう。
- ✅ 畳の調湿効果で、布団の湿気やカビを防げる。
- ✅ ベッド下を大容量の収納スペースとして活用できる。
- ✅ 面倒な布団の上げ下ろしが不要になり、家事の負担が減る。
- ✅ 床のホコリから離れて衛生的に眠れる。
- ✅ 畳の香りでリラックスできる(天然い草の場合)。
- ✅ 日中は小上がりやベンチとしても使え、お部屋の活用度がアップする。
- ✅ 慣れ親しんだ布団の寝心地を変えずに、ベッドの利便性を得られる。
- ❌ マットレス用のベッドフレームに比べて、価格が高くなる傾向がある。
- ❌ 定期的な乾拭きや換気など、畳のお手入れが必要。
- ❌ 畳が傷んだり汚れたりした場合、交換が必要になる(交換費用がかかる)。
- ❌ デザインのバリエーションが、一般的なベッドよりは限られる。
- ❌ 部材が多いため重量があり、組み立てや移動が大変な場合がある。
デメリットもいくつかありますが、その多くは「お手入れ」や「初期費用」に関するものです。しかし、それ以上に「湿気対策」「収納力アップ」「家事の時短」といったメリットは、日々の暮らしの快適さを大きく向上させてくれるはずです。
プロが教える!畳ベッドを長持ちさせるお手入れ方法
ご購入いただいた畳ベッドを、末永く快適にお使いいただくために、私から簡単なお手入れのコツをお伝えします。
- 日常のお手入れ:基本は乾いた柔らかい布で、畳の目に沿って優しく拭くだけでOKです。掃除機をかける場合も、畳を傷つけないように目に沿ってゆっくりとかけましょう。
- 換気を心がける:天気の良い日は窓を開けて、お部屋の風通しを良くしましょう。布団をめくって畳の表面に風を当ててあげると、湿気が抜けてより効果的です。
- 飲み物をこぼしたら:すぐに乾いたタオルで叩くように水分を吸い取ります。その後、固く絞った雑巾で拭き取り、しっかりと乾燥させてください。
- 年に1〜2回の畳干し:可能であれば、年に1〜2回、畳を取り外して風通しの良い場所で陰干しをすると、ダニやカビの予防になり、畳がリフレッシュします。直射日光は畳を傷めるので避けてくださいね。
少しの手間をかけてあげるだけで、畳は長持ちし、心地よい状態を保ってくれますよ。
まとめ
今回は、「布団派の悩み」である湿気と収納不足を解決する切り札として、「収納付き畳ベッド」をご紹介してきました。
畳ベッドは、ただの「和風ベッド」ではありません。日本の気候と、布団で眠るという文化に寄り添い、現代の住宅事情に合わせて進化した、非常に合理的で快適な寝具なのです。
毎朝のジメジメ感や、面倒な布団の上げ下ろし、そして収納スペースの悩みから解放され、スッキリと片付いたお部屋で、畳の香りに包まれながらぐっすりと眠る…。そんな理想の睡眠環境を、畳ベッドはきっと実現してくれるはずです。
結論:畳ベッドはこんな方にこそおすすめです!
✅ フローリングに敷いた布団の湿気やカビが気になる方
✅ クローゼットが少なく、収納スペースに困っている方
✅ 毎日の布団の上げ下ろしを、負担に感じている方
✅ 布団の寝心地が好きだけど、ベッドの高さや利便性も欲しい方
✅ 和の空間で心からリラックスして眠りたい方
この記事が、あなたのベッド選びの参考になれば、これほど嬉しいことはありません。当店『眠り姫』でも、様々な種類の畳ベッドを取り揃えておりますので、何かご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談くださいね。あなたにぴったりの一台を、心を込めてご提案させていただきます。
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